レースレポート
2018年のレギュラーシリーズ最終戦となる第14戦は オートポリスでの開催。もともとは参戦予定に入っていないラウンドでしたが、第13戦の SUGO に出場できなかったこと、一度はオートポリスを走ってみたい! という気持ちから参戦が決まりました。
今大会は N-ONE レースで初めて SUPER GT と併催ということもあり、オートポリスでは驚異の40台越え・・・
生まれて初めてのオートポリスでどこまで戦えるか、地元のドライバーにどこまで食らい付いていけるか、不安も抱えながらもチャレンジできることへワクワクしながらサーキット入りしました。
公開練習
登りセクションを攻略できず今一つタイムが伸び悩む
初めてのオートポリスということもあり、1本目は習熟に専念し30分間念入りに走り込みをおこなった。中盤から終盤はライン取りをいろいろ試し、DL タイヤの強みを発揮できるところと無理をしてはいけないところの確認も同時におこなった。
2本目は1本目同様の足廻りセッティングのまま内圧セットのみ変更して走行を重ねた。オートポリスは他のサーキットに比べて埃っぽく、ラインを少しずらしただけでタイムがコンマ3秒ほどばらついてしまう。
そのため、ブレーキで突っ込みがちのセクター 1・2 の下りセクションはフロントタイヤのグリップをしっかり使って小さく曲がることで脱出スピードが上がり、トータルでのセクタータイムが安定することが分かった。
しかし、セクター3の登りセクションが一周としてまとめきれず今一つタイムが伸び悩んでしまった。
予選タイムアタック
YH 勢が GT のラバーに苦しむ中、自己ベストを1秒更新し7番手を獲得
SUPER GT の練習走行後の12時前、気温 15°C という絶好のコンディションで予選はスタートした。1周目は路面コンディションが悪いこともあるため、周囲より1周近く遅らせてアタックを開始。
セクター1・2は前日から大きく更新はできなかったが、苦手としていたセクター3で大きくタイムを更新。目標としていた37秒台には届かなかったが、38秒1で7番グリッドを獲得することができた。
コークスクリューからの4つのコーナーで課題を抱えていたが、前日の練習走行後に山野コーチよりアドバイスをもらったことで抑えるべきポイントが判明し、テンポよく攻められたことが自己ベスト更新につながった。
決勝 レースレポート
地元ドライバー相手に4番手争いを展開!
陽も沈み始め、気温はより下がり DL タイヤにとってさらに嬉しいコンディションの中決勝がスタート。前方の車両がスタートでミスしたため6番手に上がり1周目を終える。
その後トップ集団の中で一台がマシントラブルで失速したため5番手へとさらにポジションを上げる。4周が経過したあたりでトップ3台とは差が大きく開いてしまい、4台での4番手争い集団が形成される。
明らかにペースの上がっていない4番手を抜きにいくが、激しいブロックでタイヤを痛めてしまう。最終ラップまで攻め続けたがこじ開けることはできず5位でチェッカーを受けた。
レース後の再車検で上位のマシンに違反があったため、繰り上がりを受け正式結果は4位となった。
2018 N-ONE OWNER’S CUP RACE REPORT
初めてのオートポリス参戦でしたが、コース自体は非常にチャレンジングでもっともっと走りたいという気持ちが1本目が終わった時からあったおかげで、決勝の最後まで本当に楽しく走りきることができました。(1本目のタイムを見たときはどうなることかと思いました・・・)
もう少しで表彰台の一角を掴むことができたと思うと悔しい部分もありますが、初めて走るサーキットでの順応性の高さやバトルをしながらもポジションを落とさず無傷で完走できたことは今後の自信にも繋がり、自分自身の強みであるところを存分に発揮できた結果だと感じています。
今回のオートポリス参戦は多くの方のサポートのおかげで実現することができました。サポートしてくださったスポンサーの皆さま、本当にありがとうございました。
次戦は今シーズン最終戦となる鈴鹿 FINAL です。4月の鈴鹿では2位と悔しい思いをしているため、なんとしても優勝して今シーズンを締めくくりたいと思います。残り1戦ではありますが、ご支援・ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。