
予選 レースレポート


第2戦のもてぎから一か月、第3戦は富士スピードウェイで開催されます。4月開催は初という事もあってなのか、各チーム事前のテストを頻繁に行っており、参加台数44台でのレースはさらなる混戦が予想されます。
昨年は一度も走っておらず、実質1年ぶりとなるこの富士でいかに早く新しいタイヤとの相性をすり合わせることができるかがポイント。
しかし、レースウィークの天気は雨模様・・・ 2週間後に控えた鈴鹿も見据え、ノートラブル・ノーアクシデントで富士戦を走り切れれば結果はついてくると考え挑みました。
公開練習
DLタイヤで初めての雨を経験、セッティングの違いで厳しい2セッションとなる

お昼過ぎには止むと予報されていた雨は大きく外れ、1本目2本目共にN-ONEのセッション直前で大粒の雨が降ってしまい完全なレインコンディションで行われた。
ドライセッティングからこれまでのデータと照らし合わせ、内圧・減衰のみの変更で走行を開始。
減衰を大幅に弱くしてしまった結果、タイヤの性能を最大限発揮することが出来ず、さらには制御も介入してきてしまい思うような走りが出来ないまま終了となった。
2本目もクリアしたはずの制御介入が入って来てしまったため、マシンのチェックに重点を置いて走行を終えた。
予選タイムアタック
前日のトラブルを払しょくする走りで3番手タイムを記録!

前日の台風のようなコンディションからうって変わり、予選開始前にはドライ路面へと変わっていった。しかし、強風による影響はまだ残っているためアタック開始の位置取りが重要な予選となった。
チームメイト4台で並んで出走し、2周のアタックラップへと入っていった。1周目はコカ・コーラコーナーの立ち上がりで若干失速するも全体をまとめ上げ現時点で2番手タイム。
2周目は前半セクションでベストをたたき出すものの、プリウスコーナー進入で姿勢を乱してしまう。
自己ベストを更新する走りではあったものの、後半セクションでの遅れが響いてしまい最終的に3番手で予選を終えた。
決勝 レースレポート
抜群のスタートを決め、粘り強い走りで連続表彰台を獲得!

もてぎとは逆のヌヴォラーリ1-2でのスタート!

2戦連続1-2フィニッシュ!!
予選からコンディションは変わらず、路面温度は14°Cと前戦のもてぎに近い状況の中決勝がスタートした。スタートでトップが若干出遅れ、1コーナーに向けて2番手スタートの阿久津選手が並びにかかる。
127号車も抜群のスタートを決め、イン側に寄せると1コーナー立ち上がりでポールスタートだった西郷選手に並び、続く コカ・コーラコーナーで前に出ることに成功。2番手へとポジションアップを果たす。
ここから先は後続のバトルもあったおかげでチームメイトと1-2の状態でひたすら逃げる体制を築くことに成功。
最終ラップではタイヤのタレでペースが一気に落ち、3番手が一気に追いついてきたが粘り強い走りで2番手 のままフィニッシュ。
2戦連続の表彰台獲得、チーム1-2、DLタイヤ1-2フィニッシュを果たした。
決勝 レースレポート

苦手意識もあり、雨では多くの課題を残してしまいましたが、自力で表彰台を獲得したことの無かったこの富士で結果を残せたことは一つの成長の証だと感じています。
また、昨シーズンの課題としていた「タイヤをセーブする予選でのタイムの出し方」も少しずつ染みついてきており、3周でパフォーマンスのピークを使いきりまとめ上げる事ができるようになってきました。
依然として一発のタイム出しは今一つですが、前半戦で一歩ずつ積み上げていき、あとコンマ1秒・2秒の差を埋めていけるように練習走行から意識をしていきます。
昨年・一昨年と自力チャンピオンの可能性を残せないまま最終戦を迎えてしまっていましたが、今年はあと一勝でその権利を掴むことが出来ます。
シーズンの最後を意識して、良い流れで来れているこの3連戦をなんとしてもいい形で 区切りたい・・・
次戦参戦はSF開幕戦鈴鹿2&4レースで行われる第4戦になります。ご支援・ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。