予選 レースレポート
第4戦の舞台は鈴鹿サーキットでの開催。前戦の富士から1週間という短いスパンでのレースとなりました。また今年初の全日本戦という事もあり、49台のエントリーとなりました。
個人的には1年ぶりの鈴鹿となりますが、昨年は3位 表彰台を獲得していることもあり、割といいイメージをもったままレースウィークを迎えました。
昨年、チームメイトの阿久津選手がコースレコードを記録していることもあり、ダンロップタイヤの速さは証明済み。あとは持ちこんでいるタイヤの煮詰めをいかに早くできるかが勝負のカギとなりそうです。
公開練習
レースシミュレーションに重きをおいた走行で、安定性があることを証明
4月にも関わらず気温は30°C近くまで上昇し、路面温度は45°Cにも達する中で練習走行を 行った。1本目は基本的なセッティングは富士から変更はせず、予選決勝で使用するレース用タイヤを作ることと、ブレーキおよびオイル交換後のマシンチェックを行った。
ブレーキング時の車両バランスが悪く、デグナーで大きくロスしている事が判明。リアブレーキの調整を行い、2本目の走行を開始。このセッションでは6周の決勝を考えた走行をおこない、レースペースの確認をおこなった。
1本目で課題となったブレーキング時の挙動は改善しており、6周通してベストからコンマ3秒程度でラップ出来るペースがあることを確認。また、タイヤのタレ方も感じることができ、決勝へ向けてのイメージを作ることができた。
予選タイムアタック
コースレコードを1/1000秒上回りセカンドグリッドを獲得!
予選開始は8時という事もあり、路面温度が20°Cほどと昨日の走行とは全くコンディションの異なる状況で開始された。
49台での出走になることを考慮し、マージンを十分に取りチームメイトと並んで出走を開始し、2周のアタックラップへと入っていった。
走行してすぐにタイヤのいい感触を掴むことができたことと、アクセル操作に対してレスポンスの良いオイルのおかげで課題としていたS字セクションを全体ベストで通過、セクター3の高速セクションも全体ベストで抜けると、コースレコードを1/1000秒上回り、2番手タイムを記録。
これ以上のタイムアップは難しいと判断しアタックを終了。そのまま他車のタイム更新は無く、自身鈴鹿では最上位のセカンドグリッドを獲得した。
決勝 レースレポート
前日のレースシミュレーションが功を奏し、3戦連続表彰台を獲得!
まだまだ課題の残ったセクター1
3戦連続表彰台を獲得!!
昨日と同様にお昼過ぎから気温は上昇し、路面温度は40°Cを超える中決勝を迎えた。予選でのトップとのタイム差からスタートで前に出るしかチャンスはないと思い、序盤勝負のセットで挑んだ。
スタートでは並びかけるものの抜き去るまでには至らず、続く2コーナーでタイヤが温まっておらずスピンしかけてしまう。後続にピタリとつかれたままヘアピンへ差し掛かるとSCボードが提示され2周のセーフティカーランとなる。
再スタートでは若干出遅れたものの、トップと変わらないペースで周回を重ねていく。しかし、差はじわじわと広がっていき1.3秒遅れて2番手でのフィニッシュとなった。
2戦連続の表彰台獲得、チーム1-2、DLタイヤ1-2フィニッシュを果たした。
決勝 レースレポート
昨年、接触で十分に速さを発揮できず悔しい思いをしたこの鈴鹿で、なんとしてもいい走りをしたい。その気持ちを胸にこの第4戦に挑みました。
前日の練習走行でタイムが出なかったことでトップ6に入る事すら難しいだろうと周囲から言われていましたが、あくまで「明日の予選決勝で速く走るための調整」と気持ちを作れていたことが今回、表彰台を獲得できた大きな要因だと思っています。
全日本戦の雰囲気に負けず戦えた事を自信に変えて、次戦へ繋げていきたいと考えています。課題として残ったのは予選での一発の速さ。以前からの反省点でもありますが、今回は予選で0.7秒も離されてしまったことは大きな課題だと感じています。
シミュレータでのトレーニングを強化し、コースの攻め方も改めていきます。
本大会を終えて現時点でのランキングトップとなりました。皆さまのご支援・ご声援のおかげです。本当にありがとうございました。
次戦参戦予定は鈴鹿のクラブマンレースで行われる第8戦になります。ご支援・ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。