7月25日(土)に開催された 2020 鈴鹿 Clubman Race Rd.4 に、MIDLAND PRO がサポートする中里 紀夫選手が参加しました!!
レースの様子をご紹介してますので、ご覧ください!!
レースレポート
新型コロナウイルスの影響で5と6月のレースが中止となり今回のレースが2戦目となりました。
レース数も6戦から4戦に減った事で1戦の重みが増したので、このレースで優勝してチャンピオン争いに食い込む意気込みでサーキット入りしました。
また、今回新たに「SHINSEI」様のスッテッカーを車体とヘルメットに貼らせていただく事になりました。貴社の正式社名は「株式会社 信成」です。
名古屋市内で運送会社を営われ、社長は1983年の FJ1600 チャンピオンに成られたレース界でも凄い方です。現在も VITA でレースを楽しまれています。
7月23日(木) 練習走行
天候 / 晴れ 路面 / ドライ
今回も珍しく木曜にも練習日がありましたが、例年なら梅雨明けの時期ですがこのレースウィークは雨の予報です。
このドライ路面では走らす意味は無いと判断して、車のチェックの為に1セクションのみ走行しました。マシンに不具合はありませんでした。
早めに整備を終え、明日からの雨のセットをどうするか決めてサーキットを後にしました。
7月24日(金) 練習走行
[1]8:35-8:55 [2]13:20-13:40 天候 / 晴れ 路面 / ウエット
20分間 [1] と30分間 [2] を走り、雨用のセットを変えて確認しました。
非常に滑りやすくトラクションがかからず、高速コーナーでの加速する区間では早めにギヤを上げないとアクセルを踏めない状況でしたが、タイムはトップと僅差。
しかし、コースは非常に混雑していてクリアラップがとれない状態で、優勝争いする車とは一緒に走っていないので自分の立ち位置は不明です。
明日も雨は降り続きそうなので、不安はありますが、明日は予選前に20分間の走行で車を仕上げてレース結果につなげたいと思います。
7月25日(土) 練習走行
8:35-8:55 天候 / 雨 路面 / ウエット
走行を開始すると直ぐ問題に気が付きました。トラクションが掛からず、何時スピンしてもおかしくない状況であり、フロントの入りも悪く乗り難い。ライバル達も同じ状況なのか?
一緒なら勝負できるが、そうでなければ非常に厳しいものになる。タイム的には差は小さいのですが・・・この後の予選で結果が判ります。
7月25日(土) 予選
13:40-14:00 天候 / 雨 路面 / ウエット→ドライ
雨を予測していたので、完全に雨のセットを施してコースインしましたが、雨は止んで路面は乾き始め、終盤には完全なドライ路面になりました。
ピットに入って変更する時間は無く、乾いた路面に車は合っていませんでしたが、車の能力を最大限に引出す事に集中して走り切りました。結果は3番手。
このタイムは最終ラップに出したのですが、遅い車に押さえられなければポールポジションが獲れていたかも。残念ですが、決勝がドライ路面なら行けそうな感触が持てました。
7月25日(土) 決勝
15:45 8LAPS 天候 / 雨 路面 / ウエット
ドライ路面の自信は、降り始めた雨に打ち砕かられました。ピット前は川ができる程雨量が増していました。スタートは強い雨の為、危険と判断して SC 先導でローリングスタートとなった。
そして早くも1周目にSCはピットの青色灯は消灯して、強い雨の中37台のマシンでの決勝が始まった。
前を行く車が跳ね上げる水飛沫が激しくてSCカーのランプなんて最初から全く見えずタイミングが遅れてしまい2番手から3秒ほど離されてスタートラインを横切りました。
S字に入り全くグリップしないマシンンに手を焼いていると後続の車は凄い勢いで迫ってくる。やはり雨では車は苦しい状況だと判りました。1周目のヘヤピン立ち上がりであっさりアウトから抜かれ4位に後退。
マシンをコースに留めるのに精いっぱいな状況で全く抵抗できませんでした。これは何処まで順位を落とのか・・・不安が頭を過ぎりました。
2周目のダンロップコーナーでも簡単に抜かれて、さらに後続にも迫られる始末です。5位の座も守るのも厳しいだろうと思われました。
雨の勢いは変わることなく降り続き、表ストレートのイン側は川になっていて、前車の飛沫を避けようとして走るとホイルスピンをお越してエンジンの回転は跳ね上がりリミッターが効いてスピードは出ず、更に水に浮いて非常に危険な状態となります。
何とか雨に合わせた走りを車なりに学習していくと、後続は何とか抑える事ができる状況になってきました。
一時は前の車に離されていましたが、何とか追い着いて相手の速い所と遅い所が判ったので、苦しい中でも抜くチャンスはあるかも知れないと思える様になってきました。
しかし車は非常に滑り易い事には変わりなく、周りのドライバーはこんなにも苦労していないじゃないと変な確信を持って走っていました。
シケインの1個目から立ち上がる区間は、こちらの方に分があったので、5周目立ち上がりでインに入って横に並んで立ち上がる事に成功しましたが、イン側を走行する事になった為、ホイルスピンが起ってストレースピードが伸びず抜けませんでした。
次の周も同様に攻め、今度は1コーナーでアウトからブレーキングを遅らせて車は姿勢を乱しながらも何とか前に出ました。
アウトから抜く際に車が振られてコースアウト寸前だったので自分でもドキドキしたオーバーテイクでした。
折角1つ戻したポジションもその周のダンロップコーナーであっさり明け渡すこととなります。ラスト2周攻めてプレッシャーを与え続けましたが順位は変わらす5位でチェッカー受けました。
今回は、車が雨に全く合わず厳しいレースとなり、大量ポイントを稼げず、シリーズ争いでは水を空けられ自力優勝は無くなってしまいましたが、11月に行われる最終戦の2レースでの奇跡的な逆転を信じて強い気持ちで戦いますので変わらぬご支援よろしくお願いいたします。
PS 最終戦では送ってくださったステッカーを貼らせていただきます。
bitcoin悟 MiDLAND C72 Racing Team Diver
中里 紀夫