9月1日(日)に開催された GAZOO Racing Rally Challenge 2019 第9戦 唐津に、MIDLAND PRO がサポートするみなぴよ選手が参加し、見事 C-2 クラス2位 を獲得しました!!
レースの様子をご紹介してますので、ご覧ください!!
レースレポート
レッキ
今回は自分よりシリーズポイントが上位のドライバーが参戦している為、いつもの守りではなく、攻めの姿勢で臨みます。
更に発表がありC2クラスは2位まで表彰対象との事で、インタビューでは、てっぺんでなくても良いので表彰台目指します。と、謙虚なことを言いました。
まずはレッキ。当日コースが変更になり別紙を見ながら向かいました。SS1 は過去最高のコーナーの数ノートが3ページになり、常に右・左・右・左という感じで次々とコーナーが出てきます。
スタート手前は泥が凄かったのですが、コースはオフィシャルの方や地元の方がしっかりとお掃除をしてくれていたのでそんなに酷くはなかったです。
それでも道が崩れていたり、工事中の看板が立っていたり、草で見えにくいけど、イン側が崩れていたり、木が生い茂り、屋根に当たるんじゃないかという様な林道でした。
自分は楽しそうと思いましたが、コドラは、車が滑っている、怖い、長い下りからのコーナーがある、落ちる、長すぎて読めない! と、走る前からかなりビビっていました。
SS2 は当日コースが変更になり、レッキで走っていたら、コース上で地元の方? オフィシャル? 脱輪して溝に落ちている車がいました。フィニッシュ後も、左右が狭く落ちそうだったり、グラベルだったりとすごい道でした。
SS3 はジムカーナの為、毎年レッキで走ることができず歩いてコースの下見をします。360度以上ターンもあり、昨年より難しいコースでした。
途中土砂降りになったりやんだりしていて、道はぬかるんでいた為、新品バリ山宛名付き?というタイヤで出発です。
タイヤの皮むきもしていない為、色々言われましたが、雨だったし本人は楽しくてワクワクしていました。晴れたら厳しかったガチ対決、雨だともしかしたら、周りが何かあるかも、と予想して出発です。
SS1
雨の中1発目のスペシャルステージです。スタートも成功し草が生い茂る中、コースをよく見ながらアタックをしていると5コーナー? あたりで、アウトの溝に車が落ちています。
え? 聞いていない! と思いつつ車を見たら、1台前122号車でした。びっくりしつつも続けて走ります。
更にもう一台別クラスのアルテッツァが左にいましたが、こちらは三角板も出ていたので、うまく避けて走りますが、ここでうちも事件が、なんとコドラが一度にノートをめくってしまい、ノートをロストしてしまいました。
横でページがめくりすぎた、戻れない、とパニックになっていた為、大丈夫だから、ノートそこ (3ページ目) で待っていて、と指示をし、しょうがないので目視で走ると言いつつも、激しいコースです。
ブラインドコーナーもあり、先が見えない下りを、勢いよく曲がったり、1分以上は気合で走行したかと思いますが、ようやく3ページ目にきました。
いきなりトリプルコーション (非常に危険) 工事中の地面崩れているところで復帰。その後なんとか走りきりました。というか122号車を抜かした地点で、これは絶対リタイヤできないと、少し守りに入りました。
ストップで前の車が停まっていたことを報告して、次へ進みます。
SS2
スペシャルステージへ到着しますと、後ろの車が自分の為その前を走っていた121号車さんがびっくりしていて、中々後ろが来ないな~もしかして123号車が来たりして、と話していたら、本当に来たと言っていました。
1と2の間があまりない為、すぐにスタートです。緩い登りが続きますが全然スピードが出ません。2速のゆるいコーナーなので1速には入らないだろうと登りましたが、なんだかモワッとします。
ある程度進んでいて気がつきましたが、エアコンつけっぱなしでした。慌てて切ると少し加速しましたが、既に半分以上進んでいます。富山に続いて又やってしまいました。
このコースのフィニッシュ後がかなり怖く、狭くてフルフェイスは見えにくく、広いところまで慎重に進みます。SS より怖かったです。
そしてギャラリーのいる広場に戻り、時間まで待機していると、122号車さんが来ました。リタイヤではなく完走を目指すそうです。
リザルトが出ていない為、どの位のロスで出てきたのかわからない為、ゆっくり守っていたら抜かれるかもしれないと思い再び気を引き締めます。
SS3
こちらはギャラリーコーナーのあるジムカーナです。群馬でピカイチだったので今回もトップを狙いたかったのですが、360度以上ターンなんかしたことありません。
前半はロスのないラインでしっかり走り、最後にターンを気合で曲がろうとし、アクセルを踏んだら、足がペダルを擦り、アクセルとブレーキを同時に踏んでしまい、車が止まりました。慣れないことはするな! ですね。
しかしこの走りがクラス2位でした、踏み間違いが凄く悔やまれます。ブレーキとアクセルを踏み間違えるのではなく、アクセルとブレーキを踏み間違えるって、メーカーさんもびっくりです。
やっちゃったのはしょうがないので、開き直って SS4 へ向かいます。
SS4
泥がますます凄くなったのか、ヘルメットを取りに車を降りたら、滑って転びかけました。転んだら物凄い泥だらけになる所を、車にしがみついてなんとか回避、その後も足の裏が滑っていたので。
フロアマットで丁寧に靴底を拭いてのチャレンジです。後ろに122号車さんがいるのが見えて、少しプレッシャーになりましたが、先程まるっとノートがロストしたので気をつけてもらい、走ります。
やはり案内がある方が走りやすいですね。途中早く読まれて過ぎてしまい、道を見失うもその先でなんとか復活、無難に走りきり、1本目より5秒程縮まりました。
SS5
SS4とSS5は距離が近い為、シートベルトなどは外さずにそのまま向かいます。着いたら数分後にはスタートです。ラスト! 帰るまでがラリーです。と、言い聞かせて、エアコンはしっかりときり、走ります。
先程より少し加速しますがやはりモワッとします。出来るだけブレーキを踏み過ぎず、スピードを落とさない走りをして、ロスなくまとめて6秒アップ。
もう後は帰るだけですが、ここでまたもや事件、道が変更になっていて、地方選はそのまま、TGR は33ページに飛ぶ、という説明を見落としたコドラが、ノートをそのまま読み別の案内をし、道に迷います。
まあ案内された道がないので、20m位でおかしなことに気がついたのですが、コドラがパニック。一旦車を安全なところに止めて戻ります。
危ないところでしたが、無事パークに戻り、一応スーツは着替えずに、暫定を待ち、確認したら122号車さんがいない・・・。なんと、SS4でリタイヤになっています。
もしかしたらシリーズの順位が入れ替わるかも、と、またもや恵の雨になりました。
時間までに結局戻ってこなかった為、表彰式に行き、無事初めての表彰台に乗り、今年の目標は入賞することだったので、最後の最後で叶いました。
表彰式が終わりパドックに戻ると122号車さんは、既に帰宅されていて何があったのかは分からずでした。
タイヤの感触など
今回のラリーはかなりの雨が降り、コンディションが物凄く悪かった為、新品タイヤを選択し臨みました。
自分の前の車が川に乗りコースアウトをしましたが、自分は川が流れていても全く問題なく車をコントロールする事ができ、初めて TGR ラリーで表彰台に上がる事ができました。
まだまだ始めたばかりですが、今の所問題なく安心して走る事が出来ています。ありがとうございます。
課題、対応
ラリーはサーキットと違い、普段練習をする事が出来ない為、今年は今期中に表彰台に上がる事を目標にし、出来るだけ多く参戦をして経験を積んでいこうと思い参戦いたしました。
北海道で初めてリタイヤをしてしまい、ラリーはゴールしなければ意味がない事を知りまずは完走をする事も覚えました。
情報があまりない為、失敗することもありますが、群馬戦ではかなりの台数の中、SS6 でクラス2位のタイムを出した時は自信に繋がりました。
少しずつではありますが、結果に繋がってきていて楽しくなってきています。今後も練習会やラリーに積極的に参加してもっと速く走れる様に頑張りたいと思います。来年の目標はシリーズ入賞です。
最後になりましたが、いつも支援して頂いております(順不同)、Lovedrive様、住友ゴム様、ソフト99様、大和エネフル様、TRD様、有限会社アールエーシー様、ネッツトヨタ愛知様、EMCエンジニアリング様、クリスタルボディ横浜様、T.M.WORKS様、ハイランダー埼玉ファクトリー様、株式会社アドヴィックス様、ふじよしだ振興財団様、リ キテック様、SRファクトリー様、ペトロテック有限会社様、R’S DESIGIN様、菱木レーシング様、タイメー様、オートモデラーズカフェ様、株式会社シロマ様、現地、地元で応援して頂いた皆様、本当にありがとうございました。引き続き応援・ご指導・ご協力宜しくお願い致します。