Legend Car

LEGEND CAR

2017 LEGEND RACE CAR JAPAN MODEL (日本仕様車)

電子デバイスなし。コストは市販車レース以下。ドライバーとメカニック、腕と技のチームワークで競える名車がいよいよ日本へ渡ってきました。

Specifications and Specifications

仕様と緒元

※2017/4/3現在

重量

450kg

エンジン

YAMAHA 1250cc (封印)

出力

130馬力

ミッション

5速シーケンシャル

フロントサスペンション

・車高調整式ビルシュタインショック
・フルピローポールダブルウィッシュボーン

リアサスペンション

・車高調整式ビルシュタインショック
・フルピローポール4リンクサスペンション

フレーム

・フルチューブフレーム
・フレーム一体型フルロールゲージ

ボディタイプ

FORD / DODGE ※選択可能

標準装備

・フロント2POTレーシングキャリパー
・レーシングバケットシート
・フロントアクリルウィンドウ
・エンジンオイルクーラー
・電動ファン
・BASSETT製13インチ7Jホイール
・205/60R13ワンメイクラジアルタイヤ
・ニュートラルポジションランプ
・ロールバーパット
・4in1レーシングエキゾーストマフラー
・20L燃料タンク

特別装備 (米国標準車 → 日本仕様)

・BRITZ4エンジンアップグレードKIT
・レッドD-BOX&パワーイグニッションコイルKIT
・オイルキャッチタンク
・ブレーキバランスアジャストバルブ
・リアスプールデファレンシャル
・フロントエアダクト
・キルスイッチ
・ATL製スチールケース付き20Lフューエルタンク
・FIA規格5ポイントシートベルト
・フロントレーシングブレーキパット
・リアレーシングブレーキシュー
・ステアリングクイックリリースキット
・消音器(脱着式インナーサイレンサー)
・エンジンオイル、ブレーキ、クラッチフルード注入エア抜き済み
・ロードコース用アライメント調整済み

オプション

・メモリータッチタコメーター (油温計付)
・OILプレッシャーゲージ (電気式)
・シフトインジゲーター (デジタル)
・ロングコース対応ファイナルギアSET
・ブレーキランプ&リアウィンカーKIT

History

ヒストリー

S.P.V.レジェンドレーシングカーカップ スケジュール

レジェンドカーによるワンメイクレースが2017年からプレスタート。レジェンドカーの良さと醍醐味を存分に味わうことができるでしょう。

コース日程主催
筑波サーキット20002017年5月28日(日)SCCNクローズドスプリントレース
20002017年9月24日(日)SCCNクローズドスプリントレース
20002017年11月19日(日)SCCNJAF公認150min.耐久レース
鈴鹿ツインサーキット調整中K&Gクローズドスプリントレース
調整中K&Gクローズドミニ耐久レース

歴史と背景

アメリカ合衆国史において、合衆国憲法修正第18条 禁酒法 (1920年から1933年まで) により、酒の製造・販売・輸送が全面的に禁止された。

しかし飲酒を完全に撲滅することはできず、闇酒場が繁栄。シカゴギャング「アル・カポネ」等、高額な密造酒に目を付けた者らは、密造酒を輸送するために、「FORD」や「OLDSMOBIL」に速さとパワーを施した。これがチューニングカーの発祥である。

やがて禁酒法解禁から15年後、大量余剰となった密造酒輸送車は、「ビル・フランス・シニア」と「エド・オットー」によって、レースカーとして活躍の場を与えられ、ストックカーレース「NASCAR」の原形が設立された。(1948年)

レジェンドレースカーの誕生

現在 NASCAR のカテゴリーは、「スプリントカップ」を頂点とするピラミッド構造を成しており、さらに、年式落ち車両を使用する「エクスフィニティシリーズ」、ピックアップトラックベースで争われる「キャンピングワールドトラックシリーズ」は「三大カップ戦」と呼ばれ、NASCAR の最上級カテゴリーとして扱われている。

NASCARは、ピラミッド構造の揺るぎない存続のため、将来のトップドライバーの育成や発掘を行える基礎カテゴリーの設置を提案。

保守時間とコストは最小限に、誰もが参加可能で、スキルをもってすれば勝利を掴むことの可能なレーシングカーの開発。

レジェンドレースカーはそのコンセプトを備えたマシンとして、NASCAR ドライバーを中心とした伝説の人物たちの手により開発され、1992年に誕生した。

開発コンセプトとデザイン

レジェンドレースカーは、レーシングドライビングスキルを身に着けるための充分なスペックを備えつつ、保管・輸送性に優れたコンパクトな構造であること、高いコストパフォーマンスを最優先に意識して開発されています。

そして外観は NASCAR レース誕生の歴史と重ね合わせ、1930から1940年代のアメリカ車を原形としたデザインになっています。

NASCARにおけるレギュレーション

レジェンドレーシングカーの車両規定は「INEX」です。

INEXは安価なレースの略(inexpensive racing)で、交換、改造、調整はすべて、INEXルールブックで厳密に規制されています。 これにより低コストを保証し、また、セットアップ能力とドライビングスキルが最も高いドライバーが勝利を手に入れることができます。

アメリカで誕生したレジェンドレースカーは、今や世界各国、イギリス、ヨーロッパ、オーストラリアなど17か国でレースが行われ、5500台以上が生産された、世界で最も乗られている世界基準のレーシングカーです。